会社に所属している人が一度は憧れたことがあるかもしれない、”フリーランス”という生き方。
起床時間も、ノルマも、すべてが自分次第という究極の人生ゲームをスリリングに楽しめるメンタル力があるかどうかが、フリーランスとしてやっていくに大事だなーと日々痛感しています。
ところで、四国在住フリーランス(1名)が、一ヶ月に在宅でどの位仕事をこなすことができるのでしょうか?
●3ヶ月に1度、現在地の確認
ミカンワークスの場合、ちょうど3月は会社でいうところの”四半期末”だと勝手に捉えていて、この3ヶ月の振り返りであったり、各種事務作業であったり、今後の予定を見直す時期を取るようにしています。
つまり、自分自身の現在地の確認と設計をしています。(そうでもしないと、先行きに困ったことが出てきた時に、対処の初動が遅れるのが怖いだけ)
なんか偉そうに聞こえてしまうかも知れませんが、精神状態は”自販機のお釣りポケットに100円ないかな級”のもがいてる感じですよ。フリーランスが会社員より”楽”だなんて思う人は、きっと会社で働いた方が楽だと思う。うん。
とはいえ、会社に属しても倒産とかは普通にあり得る世の中なので、今独立すべきか残留すべきか悩んでいる人は、自分の中で、可能な限り同列のない優先順位を決めるといいかなと思います。
●在宅フリーランスが1ヶ月に対応した仕事ボリューム
はい、前置きが非常に長かったのですが、ミカンワークス(柳川)の1ヶ月に受けた&対応していた作業量はこんな感じ。(以下数字はすべて”およそ”にしています)
- 文章制作(ライティング)
- 3,000文字×5本=15,000文字
- 2,000文字×3本=6,000文字
- にいはまBIZの記事=気の向くままに
- WEB制作
- 受託2本(うち1本は先月から着手分)
- 委託1本(にいはまBIZのリニューアル)
- ゲーム
- 進化差分込みのフレーバーテキスト×30キャラ=12,000文字
- 運営(データ入力&ヒアリング)
- サイト更新に必要な情報収集&確認&入力×50件=3〜4営業日
- ミーティング
- 2回=合計4〜5時間ほど
- 新規
- キャラクターデザイン
- kiseruyaの販売準備作業
- 新規アプリ制作の着手
- その他
- 5日間の土日を含む休暇(関西帰省)
- 平日の家事全般(たまに放棄)
すっごくアバウトですが、2017年3月度は1ヶ月にこの位の仕事量をこなしました。
1名で、職種で分類するならば、ディレクター/プランナー/ライターになるんかなと思います。
フリーランスなんぞ臨機応変なもんでして、役職や職種なんぞもプロジェクトに応じて可変すると思われますがっが。
なので、WEB制作に関しては、基本的に私はソースは書かない(今回の案件は私の方でだいぶ巻き取りましたが…)で、提携するパートナーさんと分業して作業にあたっています。
そして、1日の作業時間は4〜6時間&原則土日はお休みいただいて、脳みそのリフレッシュにあたっています。
いやだ、深夜勤務&休日出勤><
●フリーランスに求められるスピード
私の働きを見ている家族からは、”仕事が早い”なんぞ言われていますが、どうなんでせうね。
(もちろん品質が保たれているのは前提として)仕事の早さには確かに自信はありますが、それでも大阪・東京時代の時に比べたら、ポンコツ級に遅くなっているのかも知れない。ダラダラ残業社員に陥っているのかも知れない。
ちなみに、なんで複数ジャンルの作業をしているかと言いますと、フリーランスって不安定だと思うのですね。
事業を専門特化で極める生き方もありますが、何かあった時のリカバー要素が少ないと凄く怖いなと思っています。なので、ある程度ジャンルをばらけさせて、それぞれの受けるボリュームを調節しながら作業するようにしています。(もし、こっちがポシャった時はこっちでカバーする…今月はこっちを増やしておくか的なマネージメントを自分自身でやるイメージ)
●在宅フリーランスって生きていける?
で、いくら稼いでんの? にはなかなか難しい部分もあるのですが、とりあえず四国でご飯を食べていけて、たまに外食に出かけたり、ゲームセンターで遊んだりはできるレベルに生きています。
もちろん、我が家はダブルインカムではありますが、仮に1名であった場合でも、地方であれば生きていけるのではないのでせうか?(家賃などの固定費がどれだけくるかが肝だなーって感じます)
注意すべき点は、「納税」です。基本的に住民税は昨年の収入に応じて翌年収める形式なので、フリーランス1年目は「昨年の現役バリバリの年収に応じた住民税」がかかってきます。それにプラスして年金+健康保険もかかってくるので、ある程度貯蓄がないと早々に資金の底が尽きます。(実体験)
過去、大阪でエイチームに入社する前に、3ヶ月だけフリーランスの期間がありました。
が、その時はNHN Japan(LINEの前身会社)@東京で稼いだ分の住民税などが請求されます。
年齢の割には頂いていた(らしい)のに加え、引っ越し費用はもちろん、当時東京でゲームと飲み会、アプリの課金と遊びまくっていたので貯金なんぞしておらず、ほんとうにホントウに苦労しました。(食費,水光熱費を浮かすために実家に帰って作業することも…)
そして、”フリーランスよりは先立つものや!納税の締切日が〜!”と思い、再度会社に属した経緯もあります。(それとは別に、チームでゲームつくって儲けたい! ってのがあったのも大きかったです)
というわけで、四国の地方都市に在住するフリーランスが1ヶ月にどの位の仕事量を受けているのかの目安になればなーと思い、本記事を書いてみました。
フリーランスの実情はまた機会があれば、つらつらと書いてみようかと思います。
(基本的に飲み会の席でしか話さないのですが、たいそう驚かれ&笑われますので、貴重な経験だったんだと思います。)
四国の現場からは、以上です〜。