活版印刷

活版印刷は圧をかけて印刷面を凹ませ、立体的に見せる印刷手法です。

シンプルなデザインでも名刺やショップカードを印象的に、上品に制作したい場合、活版印刷をおすすめしています。

圧をかけながらインクを流し込む印刷手法をとるので、各文字の墨に味わいのある「インク溜まり(墨溜まり)」が生まれるのが特徴です。

活版印刷の名刺デザインやポストカード印刷、商品パッケージなどの相談は愛媛県新居浜市のミカンワークスまでお任せください。

活版印刷の名刺の魅力

独特の手触りに通常の印刷では出せない墨溜まり。

指でなぞると印刷部分が凹んでいるのが活版印刷ならでは魅力ではないでしょうか。

活版印刷でつくられた名刺にはたくさんの魅力が詰まっています。

活版印刷でQRコードを読み取りたい

活版印刷でQRコードを印刷したい場合、大抵の印刷会社では読み取れなくとも自己責任になります。

当所へご依頼いただいた場合も基本は自己責任でお願いしています。

しかしながら、これまで活版印刷の名刺印刷でQRコードの読み取りが100%OKであった制作実績があります。

入稿前にQRコードのサイズ感などを確認した上で、QRコードの活版印刷にも対応しています。

活版印刷にオススメの用紙

活版印刷に適した用紙とはどんなものがあるのでしょうか。

一般的には「ある程度厚みをもった紙」であることが望ましいとされます。

こちらは「ボード紙(ねずみ色の厚紙)」を使った活版印刷制作例です。

また、こちらはクッション紙でオレンジのインクを使って印刷した活版印刷の制作例です。
両面を活版印刷(一色)で仕上げています。

クッション紙は肌触りのよいコットンベースの弾力のある厚みが特徴で活版印刷の良さを十二分に発揮してくれる紙になります。(オススメ!)

手触りまで、こだわりを

名刺の素材や厚み、特に「手触り」にはとてもこだわりがあります。

会社員時代、名刺交換をたくさんしてきましたが、名刺の薄さは本当に一発で交換した瞬間にわかります。

「あ、薄いな」と。

またベンチャー企業に勤めていた頃は会社で使っていた名刺を刷新する際、レイアウトを自分たちで考える機会があったのですが、その時に参考にするのは「今まで交換してきた中で印象がよかった名刺」です。

紙媒体を専門に行う事務所ではないので、試行錯誤を重ねていましたが3回目の発注(2箇所の印刷会社を利用して)で、ようやく納得いくもの(長く使いたいなと思えるもの)が出来上がりました。

ランダムでピックアップした名刺のQRコード読み取りを行いましたが、バッチリ読み取ることができました。

灰色のボール紙(新居浜びず用の名刺)とは違って柔らかいので圧で滲んでしまうか? と不安もありましたが杞憂で終わりました。

活版印刷に使用するインクは色数が限られています。特色といった対応も可能ですが別途費用がかかることをあらかじめご了承ください。

クッションは柔らかい紙質ですが、インク滲みも少なく、色がしっかりと紙に浸透するイメージです。

イラストや文字には適しますが、写真や細かい多色使いの絵を印字すると少し色が沈んでしまう恐れがありそうだなという印象です

試していないのでなんとも言えませんが。。。

活版印刷の費用について

活版印刷の名刺を制作したい場合、どのくらいの費用がかかるか概算をお伝えします。

活版印刷の名刺は1デザインにつき専用の製版を行うため、一般的なビジネス名刺の費用と比べて高額です。

活版印刷の制作物を考えるとき、「両面か片面か、印刷の色数はどれだけ使うか、活版印刷の範囲はどこか、枚数」で大まかに決まります。

そのため、お問い合わせをいただく際に以下の情報を教えていただけるとスムーズにお答えできるかと思います。

  • 両面か片面か
  • 上記のうち、活版印刷の範囲はどのくらいか
  • 色数のイメージはあるか
  • 枚数
  • 予算

こちらをお教えいただかないと、制作が難しくなります。

仮に最安値でどのくらいのものができるかお伝えすると

片面単色で50枚で1万円以上はかかると思っていただければと思います。(デザイン費込み、現物納品、データ提供なし)

平均で3万円~4万円出していただいて100~300枚程度の活版印刷の名刺を納品しています。

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